ワールドゲームズ2022にフラッグフットボールが公開競技へ
ワールドゲームズ2022にNFLの協賛のもとフラッグフットボールが公開競技へ
※日本アメリカンフットボール協会WEBサイトより転載
7月15日、ワールドゲームズ2022バーミンガム大会組織委員会(アメリカ合衆国、アラバマ州)は、2022年7月に開催される「ワールドゲームズ2022」に、アメリカンフットボールのNFL(National Football League)、国際ワールドゲームズ協会(IWGA)、国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)とのパートナーシップのもと、フラッグフットボールが公開競技として予定されていることを発表いたしました。
2020年11月6日に開催される国際ワールドゲームズ協会(IWGA=International World Games Association)の総会で正式決定される予定です。
アメリカ国内でワールドゲームズが開催されるのは1981年以来、アメリカで絶大な人気を誇るアメリカンフットボール競技「フラッグフットボール」が33番目の競技として追加されることになります。
招待競技は五つまでが認められており、フラッグフットボールは車椅子ラグビー、ラクロス、デュアスロンに続く四つ目として選ばれました。
訳注)デュアスロンは、ランと自転車の競技。
尚、出場チームについては、男女八カ国の出場が認められ、米国の男女チーム以外は、IFAFによる予選で決定されます。
また、ワールドゲームズ2022のプレミアパートナーであるNFLは、フラッグフットボールのスポンサーとして、この先の二年間、国際場面でのプロモーションを強化していくことになります。
(C)2020 TWG 2022 Birmingham
■ワールドゲームズ2022 Nick Sellers(CEO)
「ワールドゲームズ2022は、世界的なパンデミック後のアメリカで、この最初の主要な国際スポーツイベントが持つ重要性を、NFLが認識していることに感謝しています。世界は、再びつながることを待ち望んでいますので、アラバマとバーミンガムが、そこに重要な役割を果たすことになるでしょう。NFLとのパートナーシップは、そのブランドがこのイベントと関わることの大きな意味を、あらゆる国に発信していくことになるでしょう」
■NFL Troy Vincent, (Executive Vice President of Football Operations)
「フラッグフットボールがワールドゲームズ2022の種目に入るということは、このスポーツが国際的で、世界中のファンに価値を提供するものだということを意味します。フラッグフットボールは、すべての年齢、体格、および運動能力の男女に、フットボールだけが提供できる、価値や競技機会を楽しんでもらうことになるでしょう」
■NFL Damani Leech (Chief Operating Officer of International)
「NFLは、世界中のフットボール選手がスキルを示すショウケースとなるワールドゲームズ2022にフラッグフットボールが加えられたことに、興奮を覚えずにいられません。NFLは世界中のアスリートがあらゆるレベルのフットボールに参加する機会を提供することを約束しており、IFAF※がフラッグフットボールをワールドゲームズの追加種目とする努力をサポートとしてきましたし、これは今後IFAFがオリンピックを目指すためにも、大きな前進です。私たちは、バーミンガムに出場するチームを決定する予選大会をしっかりと支援していきます」
■IFAF※ Richard MacLean(President)
「IWGAおよびワールドゲームズ2022組織委員会との正式な協力が得られることになり、うれしく思います。国際的なマルチスポーツ大会で初めてフラッグフットボールが見られることになります。フラッグフットボールは子どもからオトナまで幅広く、ダイナミックな動きが楽しめるスポーツですが、ワールドゲームズ2022で一流選手が競うことは世界で、このスポーツを始めたい新しい世代へも魅力的に映るものでしょう」
(※国際アメリカンフットボール連盟=International Federation of American Football)
■バーミンガム市長 Randall Woodfin
「フットボールは米国南部では重要なスポーツであり、ワールドゲームズ2022の種目に加えられたことは歓迎すべき出来事だと思います。フラッグフットボールのような、接触が無いスポーツは、あらゆる世代で競技を楽しむことが出来ます。このような幅広い選手層や多様性は、参加者に信じられないような経験を、観客に胸に長い間とどまる記憶を与えることが出来ると思います。バーミンガムは2022が待ちきれません」
■バーミンガム市議会議長 William Parker
「成人のフラッグフットボールは、たいへん競技力が高く、グローバルに広がっていますので、ワールドゲームズ2022は、またとないショウケースとなるでしょう。NFLとのパートナーシップは市がNFLと築いていこうとしている長期計画の始まりに過ぎません」
■IWGA CEO Joachim Gossow
「アメリカンフットボールはワールドゲームズ2005や2017でも招待種目となっていたが、アラバマ、バーミンガムにルーツを持つスポーツとして、組織委員会は、アメリカンフットボールの非接触版とも言えるフラッグフットボールを加えることに、きわめて熱心でした。IFAFとNFLが、その申請をバックアップし、フラッグフットボールを米国内のみならず世界にプロモートしようとしていることから、IWGA理事会は組織委員会の希望を汲み、ワールドゲームズ2022の種目にフラッグフットボールを加えることを決定しました」
◎ワールドゲームズ2022について
ワールドゲームズ2022バーミンガム大会は、世界中のエリートアスリートが33種類のスポーツで金メダルを競う、オリンピックスタイルのスポーツ大会。100か国以上から3,600人のアスリートが参加するこの国際イベントでは、大都市圏の25以上の会場で、世界中のファンとバーミンガムコミュニティを結びつけます。
大会40周年を迎えるワールドゲームズ2022、バーミンガムは、2022年7月7日から17日まで開催され、2億5600万ドルの経済効果を生み出すと見込まれています。ワールドゲームズは、国際オリンピック委員会によって承認された組織である国際ワールドゲームズ協会(IWGA)によって開催されます。
詳細については→twg2022.com [World Gamesウエブサイト]
※ワールドゲームズは、IOC 後援で夏季オリンピックの翌年に開催される非オリンピック種目の国際総合競技大会で、バドミントン、トライアスロン、ビーチバレーボールなどはワールドゲームズからオリンピック正式競技に採用されています。2021年の東京オリンピックの追加5競技はすべてワールドゲームズの競技です。
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