新しいスポーツ文化のために

コラム

 No ❶ 
スポーツ協会の新しい形

日本において「スポーツ協会」は競技会の運営、選手の育成・強化、そして代表の選出と派遣などを行い、競技者のための目標や環境をつくるという社会的役割を担っています。
そのような中、「フラッグフットボール」は競技として普及するよりも早く、学校教育教材として注目を集め、全国に広がり始めています。

このような国の教育に資するスポーツとしてのフラッグフットボールの広がりが「日本でのスポーツ協会の在り方」を再検討する契機となりました。
日本フラッグフットボール協会は産・官・学の各分野の有識者の方々に委員の就任をお願いし、繰り返し議論を重ねた結果、「学校教育現場への寄附活動」を主事業としてスタートすることを決定した「新しいスポーツ組織」です。

協会は常にフラッグフットボールの現状や広がりを分析し、フラッグフットボールを通じた教育を広げるために必要な寄附活動を企画し、企業や団体の皆様の協力を得て、全国の学校現場へ寄附を行う。
このような活動を行うスポーツ組織として誕生しました。

今では毎年4,000校~の小中学校、その他大学や地域へ大規模な寄附活動を展開しているのです。
 No ❷ 
「沢山の子どもたちをスポーツで表彰する」こと

日本フラッグフットボール協会では全国の小学校授業で子どもたちがつくった「作戦」を表彰するコンクール事業「作戦スーパーボウル」を開催しています。
これは授業中に子どもたちが考案したオリジナルの作戦を、「紙」や「映像」で協会に応募すると採点され、表彰が贈られてくる、という企画です。
毎年3月には年間のチャンピオンも決定し、小学校を訪れ表彰式も開催しています。

作戦スーパーボウルは「スポーツ」でありながら「コンクール」形式の大会を開催しているという点が特別な新しいスポーツ事業です。
最大のポイントは「沢山の子どもたちがスポーツで表彰される」こと。
現在日本のスポーツ環境は二極化しています。
競技を習っている子は特定のスポーツを週5~週7取り組んでいますが、一方で運動をしない子は小学生の時点から「体育の時間以外は全くしない」という状態にあります。
苦手意識がある子は体育の時間さえも積極的ではありません。
そのような中、「スポーツで表彰された!」という体験をつくることができれば、「スポーツが好き」をつくる大きな気づきと自信をプレゼントすることができます。
それを実現した事業が「作戦スーパーボウル」です。

クラブに入らなくても、先生方が引率をしなくても、大会参加費用を払わなくても、小学校授業の延長戦上で誰でも応募することができるイベントです。
そしてフラッグフットボールに取り組んだ後、応募をすれば誰にでも表彰の機会が訪れる。
日本全国の子どもたちに沢山の表彰と自信をプレゼントする新しいスポーツ事業。
「作戦スーパーボウル」の開催にこれからも是非ご注目ください。
 No ❸ 
競技はアメリカンフットボールと連携して展開

日本フラッグフットボール協会では競技会の運営や世界大会等、競技の取り組みは、アメリカンフットボールとの連携によって展開しています。
競技会としてフラッグフットボールに取り組む方々にとって、アメリカンフットボールという選択肢も提供できることで、近年様々な活動に広がっています。

  • 1. 小中学生時代のフラッグフットボールプレーヤーが大学でアメリカンフットボールのトッププレーヤーに成長。
  • 2. 各大学のアメリカンフットボールのプレーヤーたちが小中学校のフラッグフットボールの教育活動にボランティアとして協力
  • 3. 日本選手権大会はアメリカンフットボールとフラッグフットボールの両方に精通した実行委員会を組織
  • 4. 日本アメリカンフットボール協会がフラッグフットボールの世界大会に代表チームを派遣
  • 5. アメリカンフットボールのOBの方々によるフラッグフットボールのチャリティ大会の収益金の一部を寄附活動に還元

日本フラッグフットボール協会が教育・レクリエーションの広がりを担い、競技会はアメリカンフットボールとの連携によって運営する。
このようなスポーツ間の連携も新しい事例と言うことができるでしょう。